嚢胞(のうほう)

嚢胞(のうほう)は30〜50歳代の方に多く見受けられます。嚢胞(のうほう)は乳腺が詰まって分泌物が溜まることが原因でなります。

形は液体が充満した袋状のもので、触っても分からないものもあります。大きさは、10cmくらいまでなるものもあれば、数ミリていどのものもあります。

触診でわかる嚢胞は肉眼的嚢胞と言われ、球状のよく動くしこりです。球状と言っても軟らかいことが多く、ツルッとした感じです。また、片側の乳房にできたり、両方の乳房にできたり、幾つもできたりと状態もさまざまです。

乳腺症の方は乳腺が詰まりやすくなっているので、嚢胞ができやすくなっています。診断は超音波検査で簡単にできるのですが、大きさが数ミリ程度の小さなものや、形が球状ではなくデコボコしているものは、がんとの区別が難しいものもあります。

このような場合は、超音波で見ながら針で刺してがんと区別をしていきます。小さい嚢胞(のうほう)は自然消滅することが多いようです。大きなものは針を刺してつぶしてしまいます。このまま嚢胞(のうほう)が消えれば処置は終了です。後は、経過を観察していくことになるでしょう。

ただ、嚢胞(のうほう)から出てきた分泌物が血性の場合や、針を刺しても何も出てこない場合、分泌物を出しても何度も溜まる場合は、3カ月に1回は検診を受けた方が良いでしょう。理由は、嚢胞(のうほう)の中に乳管内乳頭腫やがんが隠れている可能性があるためです。

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